高利回りが狙えるボロ戸建て賃貸投資をしたい場合、最初のハードルとなるのが物件取得。
毎日のように不動産情報サイトを検索していても、なかなか掘り出しもの物件には出会えません。
わたくし一休がボロ戸建て投資の拠点としている秋田市においても、ボロ戸建て賃貸投資のライバルが日々物件チェックをしているのです。
この記事ではボロ戸建て探しに使えるツール、無料物件サイト「みんなの0円物件」をご紹介します。
Contents
無償譲渡物件の不動産マッチング支援サイト
みんなの0円物件は、所有する不動産を無償で手放したいオーナーと、タダで不動産をゲットしたいと考える人を結びつけるマッチングサイト。
全国を網羅しており、秋田県ページも存在します。
無料で不動産をゲットできるということでライバルも多そうですが、知らなかった方は日々チェックするサイトに追加しましょう。
一休は、関東地方でボロ戸建て投資を実践して勤め人を卒業したふかぽん氏の書籍「ヤンチャ大家が教える「最強ボロ戸建て」投資術」でこのサイトの存在を知りました。書籍での情報収集は大切ですね。
秋田県内の物件数もゼロではない
関東圏など人口が多い地域に比べると掲載数は少ないものの、秋田県内の0円物件情報も載せられています。
関東と比べると秋田は人口が少なく、住宅の戸数自体が少ないので理解できる状況です。
秋田市外だが状態良好の物件事例あり
秋田市外ですが、状態のよいボロ戸建てが掲載されていました。
秋田市から車で約1.5時間、にかほ市に所在するこちらの物件は、掲載から1週間ほどで成約済みになっています。
平成18年に水回り改修済み、ユニットバス、トイレ水洗完了。
築年は相応に古いですが、ユニットバスとトイレ水洗化が完了しているのは、ボロ戸建て投資家にとって非常に美味しい条件。
一休の実家のリフォーム経験から、ユニットバスは約100万円。
トイレ水洗化は下水の接続工事を含めるとすると数十万円以上の出費になります。
(関連記事:汲み取りトイレ水洗化の選択肢)
ここで修繕費用と家賃収入を仮定して利回りを計算してみます。
物件取得費を0円、修繕費が風呂とトイレ工事で150万円と想定。
仮に家賃3万円で賃貸に出せば、家賃は3万円×12ヶ月=36万円
家賃36万円÷150万円=24%
実質利回りが24%となる計算
上記のにかほ市の0円物件の写真では、設備はそのまま使えそうに見えます。
仮に工事費が不要とすれば、経費0円なので、利回り無限大。
わかりにくいので、仮に経費を1円とすると利回り36万%となります。
秋田市でボロ戸建てを内覧していると、くみ取り式トイレが多数を占めます。
(関連記事:客付けに難ありの汲み取り式トイレ)
風呂もタイルを貼っていて、バランス釜を使われているものが多く入居付けに苦労しそうです。
(関連記事:昔ながらのバランス釜も不人気)
そんな中、風呂トイレリフォーム不要物件であるすごさが、ご理解いただけると思います。
毎日チェックしておけばよかったと、思わず歯ぎしりしてしまうほどの0円物件でした。
無料ゆえにライバル多数
利用価値が高そうな0円物件は、秋田県内でも掲載日から1週間ほどで成約している様子。
(成約済み物件の掲載日と更新日をチェック)
無料ゆえのライバルの多さから、スピード勝負になると考えられます。
以前の記事でも書いたとおり、気になる物件があればすぐに見に行くことが大切です。
気になる物件はすぐに現地調査&申込
スピーディに現地調査を実行し、「これは行ける」と判断したらすぐに申し込みしましょう。
みんなの0円物件は、問い合わせ多数であることから返信するのは「候補者のみ」である旨が謳われております。
0円だから興味本位の問い合わせが多いのでしょう。
真剣に物件の取得を考えている旨を伝えて、物件0円取得の勝負のテーブルに乗せてもらいましょう。
みんなの0円物件に見る空家売買の将来
さまざまなボロ戸建て賃貸投資家の書籍などを見ていると、お金をもらって物件を取得している例が見られます。
(関連記事:廃墟不動産投資もその一例)
少子高齢化率で全国トップを走る秋田県でも空家の数は多く、街を歩けば空家にあたる状況。
秋田県内各地の空家バンクには、物件情報が多数掲載されています。
(関連記事:ボロ戸建て投資でも空家バンクを活用)
みんなの0円物件を使えば、今は無料で引き取り手が見つかりますが、将来はお金を払って貰い手を探すのが一般化するかもしれません。