ボロ戸建て賃貸投資のために物件探しするなら、気になる物件の現地調査をするのはとても大切。
物件の所在地を訪れることによって、ネット上では得られない様々な情報を得ることができます。
インターネットの物件サイトで気になる情報を見つけたら、早速ボロ戸建てを見にいきましょう。
わたくし一休が、秋田県で実施している現地調査を例にとりながら解説していきます。
Contents
ボロ物件の所在地に行くメリット
ネット上の不動産ポータルサイトなどで気になるボロ戸建てを見つけた時、現地に行ってみることには様々なメリットがあります。
それぞれ解説していくので、確認していきましょう。
ボロ戸建ての道路付けが分かる
ボロ戸建ての現地調査をすることにより、物件の道路付けがわかります。
「道路付け」とは、物件がどのような道路に接しているか、ということです。
道路付けが悪いと、ボロ戸建てを解体して更地にした後に建物を立てることができずに、土地の価値が下がることがあります。(再建築不可物件)
ボロ戸建ての現地を見に行って、ネットで掲載されている情報と比べて、実際の道路付けはどうなっているかを確認しましょう。
秋田市の土崎や楢山、下浜など、昔ながらの町並みが残る地域では、住宅が密集しており道路付けが悪いこともあります。
建築基準法が定める接道要件を満たさない場合、ボロ戸建てを建て替える際に敷地を後退させて道路にする(セットバック)必要が出てくる場合もあるので注意が必要です。
物件の外観から劣化具合が分かる
ボロ戸建ての現地調査に行くことで、物件の劣化具合がわかります。
外観を見ることによって、屋根や外壁の劣化具合を確認しましょう。
建物を雨風から守る屋根や外壁にダメージが大きいと、いずれかのタイミングで修繕する必要がある、など様々な情報がわかるのです。
室内の状態は外観からはわかりませんが、外観がボロボロの場合は、内装もボロボロの可能性があるな、などと推測しながら物件をチェックしましょう。
屋根のトタンが浮き上がっていたり、瓦が落ちていたりする場合、雨漏りによって建物そのものが傷んでいる場合もあります。
物件がある街の雰囲気がわかる
物件が所在する街の雰囲気を確認できるのも、現地調査のメリット。
ボロ戸建て賃貸投資は、物件を購入・リフォームして入居者を見つけて家賃をいただくビジネス。
お客様となる入居者が、実際に生活していく上での便利性は高いか、など入居者目線で街を見てみましょう。
スーパーマーケットやドラッグストア、病院は近くにあるか、など生活者目線で街を見てみると、物件の魅力に気づけます。
実際に物件を手に入れたあと、不動産業者に入居付を依頼する際のアピールにも役立ってくるのです。
近隣住民でトラブルになりそうな人がいないか確認
ボロ物件の現地確認することで、近隣住民でトラブルになりそうな人がいないかチェックできます。
敷地内に不要物が積み上げられたゴミ屋敷がないかどうか、洗濯物がしっかりと干されているかどうかなどを確認しましょう。
明らかに不要物が溜まっていたり、騒音が聞こえてきたりする場合は、後々ボロ戸建ての入居者とトラブルになるリスクが高いと言えます。
また、購入を検討している物件の近隣に、崩落の危険があるような空き家の有無も確認しておきましょう。
法改正により、特定空き家に指定されると固定資産税が高くなるなど、空き家対策が実施されているとは言え、購入しようとしている物件の近くに危険な空き家があると、台風などの災害時に被害を受けるリスクが高まります。
ボロ戸建ての購入にリスクはつきものですが、現地を確認することで必要以上にリスクがないかどうかをチェックできるのです。
サイトで気になる物件住所を業者に聞く
ネットで気になる物件情報があれば、物件の住所を業者に電話して聞きましょう。
物件情報サイトには、ボロ戸建ての住所の番地までは掲載されていないことが多いのです。
そんな場合は、不動産業者に電話して、
「●●サイトを見ていて、秋田市土崎の戸建て物件が気になるんですが、住所を教えてください」
とお願いすれば教えてもらえます。
この時、物件が掲載されているホームページに、不動産業者の名前が掲載されているので、そこに電話しましょう。
また田舎の場合、不動産ポータルサイトに掲載されている物件写真の外観から、グーグルマップのストリートビューを使って物件の所在地を探すことも可能です。
一休の1棟めボロ戸建ては、ストリートビューを使って不動産屋に電話することなく現地調査しました。
不動産屋に連絡をとる場合、売り主から物件の売却を依頼されている元付け業者にコンタクトできれば、内覧したくなった場合に話が早くて便利です。
そのまま内覧の予約をとるか聞かれるかもしれませんが、とりあえず断ってオッケーです。
外観を見るだけならアポ不要
ボロ物件の現地調査をするだけなら、わざわざ不動産業者の方に現地に来てもらう必要はありません。
宅建業者の営業担当者は、日々物件の査定や内覧の案内などで、とても多忙なのです。
(関連記事:不動産業者を訪問する際の注意点)
忙しい彼ら彼女らの負担を軽減するためにも、まずはあなた一人で物件所在地に行ってみましょう。
外観を見て、物件の中を見てみたくなったら初めて不動産業者に内覧の依頼をすればよいのです。
物件の現地視察でライバルに差をつけよう
秋田市に所在するボロ戸建ての現地調査をすることで、様々なメリットを得ることができます。
近年のボロ戸建てブームに伴って、秋田市でもボロ戸建てを探しているライバルは少なからず存在。
ネットを見ても、物件をすぐに見に行かない腰の重いライバルに差をつけるなら、スピーディに現地調査するのが有効です。
実際にボロ戸建ての現地調査をして、ライバルたちに差をつけましょう。