ボロ戸建て投資基礎知識

【ボロ物件の残置物処理】DIYセルフリフォームで出た粗大ごみを物件所在地の最終処分場に持込み

最終処分場ごみ計量票

ボロ物件を購入してDIYセルフリフォームしてると様々なゴミが出てきます。

前所有者の残置物や、水回りで交換した器具ゴミ等など。

それらの多くは粗大ごみとなり、ボロ物件所在地のゴミ処分場へと持ち込むことになります。

わたくし一休が所有する築37年2階建てボロ戸建てから出た粗大ゴミを、物件所在地の最終処分場に持ち込んで捨てたので内容を共有します。

クロス張で壁の残置物を撤去

一休のDIYセルフリフォームがかなり進捗したある日、クロス張りのために壁の残置物を撤去していました。

壁に刺さった画鋲のような細かいもののみならず、30年前に設置された空気清浄機や暖房器具の残置配管などを撤去していきます。

時計右に空気清浄機時計右に空気清浄機

(写真の時計の右横にあるのが30年前の空気清浄機)

ちょうど雪で破損した外壁を直してもらうため工務店が来ていたので、その場で大工職人に依頼して撤去してもらった配管もありました。

(上記写真の脚立の上に突き出た金属管のことです)

壁一面に残った不要物を撤去し、クロス張りの準備を整えたのでした。

ガス屋に粗大ゴミ処分について質問

後述しますが、ある自治体内で発生したゴミはその街の中で処分するのが全国的な原則。

そんなことは全く知らなかった一休、何となく知っていそうな人に聞いてみることにしたのです。

ちょうどその日は施主支給で灯油給湯器やガスコンロ設置を依頼したプロパンガス屋のS係長が動作確認に来ていました。

業者ならゴミ処分にも詳しそうだと思い、粗大ごみの処理について質問。

「Sさん、この空気清浄機とかって粗大ごみになるんでしょうかね?」

「一休さんは秋田市ですよね?秋田市役所に電話して粗大ごみの引取について確認したらいいんじゃないですか?」

などとやりとりしていました。

(この意見は誤りで、物件所在地のゴミ処分場で処分するのが正解。

Sさんは普段会社として事業ゴミを廃棄業者に依頼しているでしょうから、個人宅の粗大ごみ処分について知らなくても無理はありません。)

偶然に廃品回収業者が来て金属を回収

Sさんと話しをしていると、偶然通りがかりの金属ゴミ回収業者がやってきました。

どうやら隣家の町内会長宅敷地内に山積みされた廃タイヤに目をつけた様子。

「金属ゴミあるか?プラスチックいらない、金属ほしい」

中国語なまりの日本語を話す女性が金属ゴミをおねだりしにやって来たのです。

金属廃品回収業者金属廃品回収業者

(写真中央にあるのが隣地に積まれた廃タイヤ。この廃タイヤに目をつけて業者がやってきた。)

まるで漫画のような展開ですが、このチャンス逃すまじ。

いずれ廃棄しようと思っていた空気清浄機の中をその場面で解体し、金属製の配管などを抜き取り手渡し。

その他、ボロ戸建て敷地内に捨てられていた金属パイプも回収してもらいました。

自治体へゴミ処分を持ち込むと、重量に応じて回収料金が発生します。

金属ゴミは体積あたりの重量が重く、料金が割高になりがち。

重い金属ゴミをピンポイントで回収してもらえたのはラッキーでした。

金属以外は清掃センターと最終処分場へ

残った金属以外のゴミは自治体のゴミ処分場に持ち込みすることになりました。

一休のボロ物件所在地の市役所、ごみ分別担当に電話してどこに持込すればよいか事前確認。

ボロ物件から車で30分ほどの場所にある清掃センターに可燃ごみ。

そこからさらに車で10分ほど離れた最終処分場に不燃粗大ごみを持込することになりました。

自体内で出たゴミはその街で処分が原則

市役所のゴミ分別担当者によれば、自治体内で発生したゴミはその街で処理するのが全国的な原則。

一休が住んでいる秋田市に持ち込むと、秋田市のゴミ処分場の負荷が高まってしまうので合理的な制度設計。

「物件を購入して貸家にしようとDIYリフォームしたゴミなんです。」と説明しました。

すると、清掃センターに持ち込みの際に記入する住所は、ボロ物件の住所でよいと教えてくれました。

なお、ゴミの分別方法は自治体ごとに取り決めされています。

ボロ戸建ての残置物処理において分らないことがあれば、物件所在地の役所に電話して処分方法について確認しましょう。

廃棄処分した粗大ゴミ等リスト

空気清浄機のみならず、今回は様々な残置物などを処分しました。

以下がそのリスト。

  • 空気清浄機(金属撤去済)→燃えるゴミ(清掃センター)
  • ダンボール→燃えるゴミ(清掃センター)
  • 割れた窓ガラス→燃えるゴミ(清掃センター)
  • 水性ニスの空き缶→資源ごみ(清掃センター)
  • 交換済シャワー水栓→不燃粗大ごみ(最終処分場)
  • 交換済流し台水栓→不燃粗大ごみ(最終処分場)
  • 交換済ウォシュレット→不燃粗大ごみ(最終処分場)
  • 固着し使用不能な屋根用塗料→不燃粗大ごみ(最終処分場)
  • さおだけ→不燃粗大ごみ(最終処分場)
  • 錆びついた草刈り鎌→不燃粗大ごみ(最終処分場)

これらのうち固着して使用不能な屋根塗料は、あまりに古くなり容器の中で固まってしまった油性塗料。

清掃センターに持ち込んだ時点では、職員でさえも最終処分場で回収できるか迷っていました。

また、最終処分場の受付職員も判断に迷い、処分現場の作業員が個別に判断。

最終的に捨ててよいことになり、無事回収してもらうことができました。

最終処分場1最終処分場1

(最終処分場敷地内の様子。仕分け用の小屋が点在している)

自治体によって最終処分場でどこまで回収してくれるかは差が出るところ。

一休のボロ戸建て所在地では、最終処分場の運営をごみ処理会社に委託している様子。

そのごみ処理会社のスタッフが、広大な最終処分場の中で不燃粗大ごみの仕分けを行っていました。

おそらくそれらの内、再利用可能なものを仕分けしてどこかに持っていくものと推察します。

処分代普通ゴミ140円+粗大ごみ520円

ボロ戸建て所在地にある、清掃センターと最終処分場の2箇所にゴミを持込み。

その結果、清掃センターの普通ゴミは140円。

最終処分場の粗大ごみは520円の回収料金がかかりました。

最終処分場は100kgまで定額の520円なので、ほかにも処分ゴミがある場合はなるべく溜めてから廃棄するのお得。

このあたりのゴミ回収料金は自治体によって異なります。

ご自身の物件所在地にある市町村役場に電話して、事前に分別方法と回収料金について確認しておくのがおすすめです。