秋田の投資戸建て購入記

地図を見て歩きながらボロ戸建ての空き家を探す方法を試した【秋田市で廃墟不動産投資実践】

空き家の所有者を探して転貸する手法で成功した、廃墟不動産投資家の村上祐章氏が書いた書籍、常識破りの「空き家不動産」投資術を読んで秋田市で少しだけ実践してみましたので結果をシェア。

空き家対策が喫緊の課題とされる秋田市において、村上氏の廃墟不動産投資を参考に空き家を探してみたので、その結果をご報告。

村上氏のビジネスモデルである、空き家探し→オーナー探し→転貸の承諾を得る→転貸までの中で、「空き家探し」だけを実践した形です。

関連記事:村上氏のコンサル生による実践記録もチェック

廃墟不動産投資は空き家転貸

村上氏の廃墟不動産投資は、空き家を探し出してオーナーが誰か確認。

そのオーナーと交渉して空き家ボロ戸建てを借り、極力お金をかけずに第三者に貸し出す、という手法。

いわゆる転貸ビジネスですね。

村上氏は京都市を基盤にビジネスしておりますが、全国どこでもできると著書で書いています。

秋田市においても、確かに一定の戸建て賃貸需要があることを確信している、わたくし一休

(関連記事:空き家バンクには物件が多数掲載あり

宅建業者にボロ戸建て物件の売出し情報の提供を飛び込みで依頼しているものの、それだけを頼りに指を加えているわけにはいきません。

別に自分が所有者にならなくても、転貸でお金がもらえるなら、それはそれでええじゃないか。

さっそく村上氏の廃墟不動産投資を実践してみることにしました。

秋田市の住宅地図を図書館でコピー

廃墟不動産投資は、街を歩いて空き家を探すところから始まります。

目標もなく街をさまよい歩いても、同じ場所を何度も歩くことになり、効率が落ちる可能性も。

そこで役に立つのが、ゼンリンの住宅地図

自分が歩きやすい地域の地図を図書館に行ってコピーしましょう。

住宅地図は、A2サイズの見開きになっています。

見開きの片側ページはA3たてサイズなので、縮小率70%にして、A4版に縮小コピーすると書き込みやすくなります。

特にカラーである意味がないので、コピーするときは10円のモノクロコピーで十分。

歩きながら地図にチェックを入れていくので、おりたためるA3クリップボードと蛍光マーカーなどを用意しておくとよいでしょう。

地図を見ながら歩いてボロ戸建てを調査

住宅の並び方と所有者の名前が書かれた地図があるので、歩いた場所をチェックしながら空き家情報を書き込んでいきます。

まずは、空き家の有無を一通りチェックしてから、改めてオーナー探しの調査をしようと考えました。

ちなみに村上氏の書籍では、ボロ戸建ての空き家を見つけたらすぐにお隣さんの呼び鈴をピンポン。

「所有者さんはどこにいますか?」

と聞いているそうです。

いきなりお隣さんにピンポンするのに、ビビったわたくしは、とりあえずこの地域の空き家っぽい家の全体像をチェックしようと考えました。

なかば言い訳半分ですが、全体像を先に把握することにより、効率的に地図全体を調査できるメリットもあります。

腰が曲がったおばあちゃんに家主を尋ねた

当初は空き家と思しき物件の調査だけをする予定だったわたくし一休。

しかし、空き家と思しき物件を見ていると、目の前に腰が曲がったおばあちゃんが。

ここで、わたくしの頭に、村上氏の書籍に書かれた文言がよぎりました。

「腰が曲がったおばあちゃんに、オーナー情報を聞き出す」

お年寄りは暇を持て余し、近所をぶらぶらして歩いていることがよくあります。

意を決した一休は、おばあちゃんに声をかけてみました。

「すみません、この辺で空き家を探しています。こちらは空き家のように見えますが、所有者さんはどちらにいらっしゃいますか?」

多少の緊張感はありましたが、宅建業者への飛び込み訪問で、見ず知らずの他人への話しかけには段々慣れてきたところ。

「昔はお洋服屋さんだったけど、今はどうしているのかしらねえ」

どうやら、おばあちゃんは所有者さんがどこにいるかご存じない様子。

それ以上、引き止めても仕方ないので丁重にお礼をいうと、おばあちゃんは歩き去って行きました。

ご近所さんへの家主聞取りは後にするつもりだったものの、通りすがりのおばあちゃんに話しかけてみたことにより、心理的なハードルが一気に下がりました

住宅地図見開き半分でおよそ2時間半必要

ゼンリンの住宅地図に、「あきらかな空き家」、「空き家と思しきボロ戸建て」をチェックしながら街中を歩いていきます。

なお、無駄に同じ箇所を歩かないようにするため、地図の街角にはチェックを入れていくようにしました。

住宅地図をチェック住宅地図をチェック

重複することによって、貴重な時間を浪費することを防ぐのが狙い。

それでも、住宅地図の見開き半分のうち、4分の3を歩き回って要した時間は2時間半。

全部歩くと3時間は掛かりそうです。

廃墟不動産のとっかかりの空き家探しを実践してみて、とりあえず歩けば空き家が見つかることがわかりました。

オーナー探しの実践をしたらまた記事にしようと思います。

【追記】
今回の空き家探しと別日、住宅地図見開きのもう片方ページを空き家調査しました。

今回と違い、
空き家5軒の近くにいた3人(近所の人)に声がけしてオーナーを聞いてみましたので、ぜひご覧ください。