ボロ戸建て賃貸投資の物件選びで、何かと役に立つことが多いアイテムが地図です。
ネットや紙媒体など様々な地図が存在しますが、空き家など物件探しに役立つのはゼンリンの地図。
この記事では、ボロ戸建て物件探しには、どの地図を選べばよいかを解説していきます。
(わたくし一休が活動拠点とする、秋田県秋田市を中心にご説明します)
Contents
ゼンリンのブルーマップか住宅地図を使おう
秋田市のボロ戸建て物件探しには、ゼンリンのブルーマップもしくは住宅地図を使いましょう。
両方ともゼンリンが定期的に更新している地図のことで、全国の市区町村単位に分けて作られているもの。
ブルーマップと住宅地図、どちらも秋田市にある住宅の住所と位置関係、所有者(記載がない建物もある)が記されています。
秋田市は2冊に分けられており、「秋田市1 南部」と「秋田市2 北部」の2種類。
これらを物件探しに活用していきます。
(関連記事:ゼンリン地図を持って空き家物件探しを実践)
ボロ戸建て探しでのブルーマップ活用法
ボロ戸建て探しに有効なブルーマップ。
ブルーマップの特徴は、「地番」が載っていることです。
「地番」とは土地一筆ごとに振られた番号のことで、法務局で管理されているもの。
日常生活で一般に使われる「住居表示」とは別のもので、初めての人にとってはややこしいもの。
秋田市中心部のブルーマップを見てみると、建物ごとに振られた番号(住居表示)とは別に、土地ごとに地番がわかります。
土地ごとに振られた地番と、建物ごとに振られた住居表示が重ね合わせてあることで、購入しようとしているボロ戸建ての敷地が隣地とどのような位置関係になっているかがわかります。
ブルーマップは、具体的に購入しようとしている物件が決まっている場合に、ボロ戸建ての土地の範囲がどのくらい広いのか、などを大まかに把握するのに有効。
(位置関係や土地の面積、形状をより厳密に把握するには、法務局で登記関連書類を調べることになります)
住宅地図はブルーマップの地番なし版
秋田市のボロ戸建て探しに使える地図の2つめは、同じくゼンリンの「住宅地図」。
住宅地図はブルーマップの地番なしバージョンになります。
地番がなくても、物件や近隣の所有者名が載っているので、物件近隣住民に聞取り調査を行う場合などに活用可能。
ブルーマップよりも更新頻度は高めなようで、記事作成の2022年5月時点では、ブルーマップは2020年版、住宅地図は2021年版が最新です(住宅地図は2020年も更新されています)。
秋田市内の中心部では、頻繁に新しい建物が建てられているため、最新の地図が必要なら住宅地図を使いましょう。
ブルーマップと住宅地図のページは相互に対応
同じゼンリンが出版してるブルーマップと住宅地図。
これらの2冊のページはお互いにリンクしているのです。
両者ともに、A3サイズ×左右(A2サイズ)の見開きになっており、「1」ページの左はブルーマップも住宅地図も同じ家並みが掲載されているのです。
図書館でコピーする際、著作権者のゼンリンにより、同じ地図の見開きをコピーするのは禁止されています。
ブルーマップと住宅地図のページ番号がリンクしていることを覚えておけば、有効に活用できるでしょう。
高額な地図なので図書館でコピー
ブルーマップは一冊4万円超、住宅地図は一冊2万円超のお値段。
秋田市でボロ戸建て賃貸投資をするためには、物件を購入するため資金を温存しなければなりません。
ボロ戸建て関連書籍を読んで知識を蓄えるためにも、お金はよく考えて使う必要があります。
ゼンリンの地図が手元にあれば便利なことは間違いないですが、大きくてかさばる上に高額。
図書館に行けばコピーすることができるので、それで間に合わせましょう。
一休は秋田県立図書館と千秋地区にある、秋田市図書館(明徳館)の両方を利用しています。
どちらにもブルーマップと住宅地図がおいてあり、コピーすることが可能ですので有効活用しましょう。
A4に縮小コピーすればコンパクト軽量に持ち運び可能になり便利です。
(関連記事:ゼンリン地図を持って空き家物件探しを実践)