ボロ戸建て賃貸投資を始めるためには、まず1棟めの物件を購入する必要があります。
いきなりボロ戸建てを探すとなると、初心者にはどうすればよいかわからないもの。
そんなときは、近所にある宅建業者を訪問して、収益物件(投資用の不動産のこと)があるか教えてもらいましょう。
わたくし一休が活動拠点にしている秋田市での実践を例にとって、ボロい物件の探し方を共有します。
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Contents
物件探しのパートナーとなる宅建業者
ボロ戸建ての物件探しをするため、取引することになるのが宅建業者です。
宅建業者とは、宅地建物取引士という国家資格をもっている業者で、不動産業者とも呼ばれます。
土地や建物の売買の仲介などをするのに必要な資格で、街の宅建業者には日々不動産オーナーから売りたい物件の情報が持ち込まれているのです。
秋田市にあるボロ戸建て所有者が物件を売りたい場合、秋田市にある宅建業者に相談するのが自然な考え方でしょう。
秋田市内の不動産屋には、地元のボロ戸建て物件情報が集まっています。
宅建業者を訪問して物件紹介を依頼することで、ボロい物件を見つけることが可能になります。
秋田市内の宅建業者を探してアポを取る
秋田市内の宅建業者からボロ戸建て物件を教えてもらうため、宅建業者を探す方法をご紹介します。
ネットで宅建業者を探す
秋田市内の宅建業者は、インターネットで検索すれば探せます。
街中に大きな看板を出している宅建業者は、ボロ戸建て賃貸投資をしたい人から相談されるのに慣れています。
訪問から物件紹介までの流れをスムーズにするため、秋田市内の大手の宅建業者から訪問して話を聞くとよいでしょう。
秋田市空き家バンクホームページには、秋田市空き家バンクへの協力宅建業者が掲載されています。
参考にしつつ、近所の不動産屋に訪問アポイントメントをとってもよいでしょう。
秋田市内には140を超える宅建業者があります。(2022年2月末現在)
電話で宅建業者にアポをとる
ネットで訪問しようとする宅建業者にあたりをつけたら、実際に電話して次のように言いましょう。
「わたくし、一休と申します。収益物件で築古の一戸建てを買って、リフォームして貸し出す大家業をやりたいと思っています。御社に相談に乗っていただきたくてお電話いたしました。」
これで、電話する先がそもそも正しかったのかが判明します。
秋田住宅流通センターやマスターピースなど、秋田市内に複数の事業所がある会社は、不動産売買部門が本社と別住所の場合もあります。
正しい電話番号を聞き出して、先ほどと全く同じ文言で自己紹介と電話した用件を伝えましょう。
ボロ戸建て賃貸投資を始める段階は、気持ちがはやって、「今日このあと30分後に訪問してもよいですか?」などと聞いたりしがち。
訪問可能な場合もありますが、担当営業が不在のため折返し連絡が来て、後日訪問となることもよくあります。
メールで宅建業者にアポをとる
こちらは電話が使えない状況、もしくは電話が得意でない場合に使用します。
ここまで10数社の宅建業者の営業担当者とやりとりをした経験上、宅建業者の営業はメールの返信が遅い場合が多いです。
(約9割が、返信まで半日以上かかっています)
(不動産屋との連絡手段について詳しくはこちら)
宅建業者の営業は、売り物件の相談から購入希望者の内覧案内など多忙。
こちらの都合で営業担当の仕事中に電話するのは気が引けますが、こちらもビジネスで不動産賃貸業をやろうとしているので遠慮してはいられません。
何らかの理由で電話がかけられない場合にメールを使いましょう。
(※宅建業者は、業界の慣習的に火曜日と水曜日が定休日となっていることが多いので、それらの曜日に訪問希望の連絡だけ相手に投げておきたい場合、メールを使うのはアリ)
秋田市内の宅建業者のホームページには、「お問い合わせ」フォームがあります。
(ない場合もけっこうあります、不動産業界は古いのです)
そこに、あなたの名前や電話番号、訪問したい用件を書きましょう。
そこに記載する名前は、本名にします。あなたが本気でボロ戸建てを買おうとしていることを、宅建業者に伝えるためです。
宅建業者からメールの返信を待って、具体的な訪問の日程調整をしていくことになります。
看板を見つけて飛込訪問
秋田市で地方ボロ戸建て賃貸投資をすぐに始めたいと力が入っている状態なら、宅建業者の看板を見つけて飛び込み訪問するのもあり。
街中にある不動産業者の看板を見つけて、予約なしで片っ端から飛び込んで相談を依頼します。
快く相談に乗ってくれる場合もあれば、門前払いの塩対応される場合もあります。
事前に予約をしていないので、塩対応されても仕方がありません。
断られるのに抵抗がない場合、宅建業者に飛び込み訪問して収益物件の紹介を依頼するのは有効な方法です。
訪問するの時期も重要。
ゴールデンウィークやお盆明けは家族会議が実施されてボロ物件が出回りやすい時期なのでチェックしましょう。
塩対応された実例
ここで、わたくし一休が経験した塩対応事例をご紹介。
自転車で自宅近所に看板を掲げる宅建業者を訪問しました。
電話番スタッフすらいない状態で鍵開きっぱなしの事務所に、同じ日に3回訪問してやっと会えた宅建士。
一休「一休と申します。秋田市でボロ戸建てを買って、リフォームして賃貸に出したいのですが、ボロ戸建ての在庫はありませんか?」
業者「ない」(会話終了)
この間、業者は手元にある図面から目をあげることすらない、という見事なまでの塩対応ぶり。
一休「ご対応ありがとうございました」(事務所を出る)
ここでお礼を言って事務所を出る、というのは我ながら大人な対応だったと思います。
塩対応された場合のメンタルコントロール
さて、塩対応宅建業者の事務所から撤退したものの、当然ながら私も腹が立って仕方がありません。
飛び込み訪問で相手都合を鑑みずに行ってしまったことを加味しても、宅建業者の対応は無礼なもの。
通常はよい体験をした場合にのみつける、グーグルレビューにこの件を投稿することにしました。
★1つで、「★1つもつけたくない塩対応だった」旨をレビュー投稿することで、私の気持ちもいくぶん落ち着いてきました(笑)
※ちなみに、この業者のグーグルレビューは私の他3件すべて★1つでした。
この業者の件ほどひどい塩対応は他にありません。
通常は断られたら、「業者は140もあるんだし、次行こ」というマインドで他の業者に行けば問題ありません。
極めて無礼な体験をした場合、その業者で他の利用者が不快な思いをしないためにも、レビューを書くのは一つのマインドコントロール法。
あなたは溜飲が下がり、将来の検索ユーザーは、その業者で不快な思いをしなくてすみます。
宅建業者を訪問して収益物件の紹介を依頼
ネットもしくは看板で宅建業者を見つけて訪問したら、収益物件の紹介を依頼しましょう。
入店してすぐに収益物件を探していると明言すると、話がスムーズに進みやすいのでおすすめ。
まずは、不動産賃貸業用の名刺を渡してあいさつ。
ボロ戸建て賃貸投資を始めようとしていて、物件を探しているとはっきり伝えることで、宅建業者が持っているボロ戸建て情報を教えてくれることがあります。
マイソクをもらって物件情報を紹介してもらう
収益物件となるボロ戸建てを探す際に、宅建業者からマイソクと呼ばれる資料をもらうことができます。
マイソクは、物件情報が記載されたA4の紙です。
宅建業者から渡されたマイソクを見ながら、そのボロ戸建てがどのような物件であるのかを聞き取っていきましょう。
宅建業者を直接訪問することによって、マイソクを見ながら気になることをあれこれと質問することができる点がメリット。
業者自身が発見したボロ戸建て情報もある
秋田市内の宅建業者を直接訪問することによって、宅建業者自身が目にしたボロ戸建て情報を教えてもらえることもあります。
不動産の売買を中心に行っている宅建業者の場合、日常的に物件情報に触れています。
街中を移動する際も、物件情報がないかと意識的にせよ無意識的にせよ情報収集しているようです。
「秋田市内でボロ戸建て情報を教えてください!」とお願いすると、
そういえば手形地区にボロ戸建てがあったな、という具合に物件情報を教えてもらえることがあります。
宅建業者は、必ずしも自社が売り主から売買仲介を直接依頼された物件でなくても、売買に関われば手数料を貰える仕組みになっています。(片手取引)
訪問した宅建業者が見聞きした物件情報を教えてもらえることがあるというのも、直接業者訪問するメリットと言えるでしょう。