取引業者とのやりとり

【ボロ戸建ての買い方】120万円→100万円の提案に90万円の指値を入れて5万円引きに成功

以前の記事にて、築37年の8K戸建ての内見をしたことをご紹介しました。

わたくし一休の前に、独身男性が居住用に検討していましたが、その方は購入辞退。

一休に交渉順が回ってきて、10万円引きの指値交渉の結果、

5万円引きの95万円にて購入が決定したので経緯をご紹介。

先に購入検討した人が辞退して交渉権ゲット

今回、一休が購入しようとしていたボロ物件は、

平成に入ったあたりのタイミングで水回りのリフォーム済み。

ユニットバスにウォシュレット付きトイレと、一休が秋田市で見てきたボロ戸建てたちと比べると、

新築に見えたほどの設備の新しさ。

(秋田市のボロ戸建てでは、バランス釜の浴槽や、汲み取り式トイレとの遭遇が日常茶飯事)

このボロ戸建てが120万円なら安いと判断しましたが、

一休の先に独身男性が購入を検討していたため、

彼の検討結果待ちの状況になっておりました。

その一方で、一休もぜひ購入したいと、仲介不動産業者に申し入れしていたのです。

気を揉むこと数日、独身男性は無事に購入を辞退し、一休に交渉の順番が回ってきました。

売主サイドから20万円引きの提案

前回記事でも書きましたが、

今回のボロ戸建て、外壁サイディングの割れや浴室用のボイラーの交換が必要。

売主サイドからは、120万円の売値を100万円までなら下げられますよ、

という自動で値引きの提案があったのでした。

内見をしたあとに記入した買付証明書では、とりあえず先方提示の100万円で金額を記載。

買付証明書買付証明書

しかし、売主側に主導権を握られて交渉が進むのは、いま一つ面白くありません。

ボロ戸建て投資の利回りアップを図るため、さらにもう一段回指値を入れることにしました。

さらに10万円引きを求めて指値交渉

今回のボロ戸建て、すでに書いたとおり、

風呂トイレがリフォーム済みであり、比較的状態がよい物件なため、

指値はソフトに10万円引きで申し入れ。

売主サイドとしては100万円で売りたいとしているのを、

90万円で売ってください、と宅建業者に電話で依頼してみました。

100万円で買付証明書を出したあとだったものの、宅建業者は90万円の指値交渉を了承してくれました。

現在進行系の案件なので、最終的な判断はできませんが、

今回、仲介の宅建業者はかなり協力的に動いてくれています。

一般的に、仲介業者は指値を嫌がりますが、今回はあまり乗り気でない様子ながら、

しっかりと売主サイドに交渉してくれて、最終的に5万円引きに成功しております。

融資が出なくても現金で購入アピール

値引きを渋るであろう売主サイドに対し、

最後のひと押しをしてみます。

とはいえ、ボロ物件を何とかして売ってもらいたい買主サイドとしては、

できることはそれほど多くありません。

今回の場合は、もし融資がおりなくても、現金で購入するから10万円引きの90万円にしてくれ、

という形で指値交渉してみました。

よくよく話を聞いてみると、今回のボロ戸建て、

数年前に200万円ほどで売りに出され、秋田県外からの移住者が購入検討しましたが、

移住の話はチャラになってしまい、買い手がつかなくなりました。

一休が発見したアットホームに掲載したのは、2022年になってからでしたが、

それ以前に数年間、買い手がつかない期間があったのです。

売主からしてみれば、200万円→120万円→100万円で、

さらに90万円というのはかなりの譲歩。

しかし、さらに買い手がつかないストレスにさらされることを考えれば、

融資なしでも現金で購入する、という提案はそれなりに意味のある値引き提案だったはず。

5万円引きで95万円で購入決定

現金購入の前提だったので、

契約の日付を決定し、手付金の金額は10万円とすることに。

契約日の連絡の際に、仲介業者から95万円になりました、というSMSが一休のiphoneに。

「やったー5万円引きだあ。」

数ある不動産投資本やネット記事には、「鬼のような指値」として、

半額引き以上の指値を入れて購入しているケースが。

しかし、元々ボロ戸建てが欲しいから指値交渉しているわけで、

物件が買えなければ元も子もありません。

今回、一休が成功した5万円引きにしても、

普通に勤め人して5万円稼ぐためには、時給2000円だとして25時間残業しなければなりません。

初めての指値成功ということで、

返事が来るまでは、ラブレターの返事を待つ中学生のような何とも言えない心持ちになりましたが、

無事成功してよかったなあ、というのが率直な感想。

10万円の値引き交渉でも、それなりに精神力が使われるので、

大幅値引きだと、相手が激怒するのも無理ない話だよなあ、と思いました。

まだまだ案件は進行中なので、気を緩めずにいきます。