わたくし一休が購入したボロ戸建ては、修繕が必要な箇所をある程度把握できていました。
一休の前に購入を検討していた方の依頼で、住むために必要な修繕見積りを不動産業者が作っていたからです。
その見積りを参考にして、施主支給で石油給湯器を調達して約10万円のコストカットに成功しました。
発注主が機材調達する施主支給
施主支給(せしゅしきゅう)とは、工事を発注する人が必要な機材を調達すること。
リフォーム業者が調達する資材は、様々な卸問屋が間に入っていたり、リフォーム業者がフィーを乗せていたりして割高です。
様々な中間コストをカットすることが可能になるのが施主支給。
Amazonや楽天市場、価格.comなど、様々な通販サイトなどを駆使することで、工事にかかるトータルコストを圧縮することが可能になります。
施主支給でやってくれない業者もある
すべての業者が施主支給でやってくれるわけではありません。
前述のとおり、卸問屋から仕入れたり、リフォーム業者が機材にマージンを乗せていたり様々な事情があります。
それらを行う前提でなければ、工事を請け負ってくれない場合もあるのです。
ガス管工事など資格が必要でプロに依頼する必要がある工事でも、施主支給で依頼できないか粘り強く業者を探せば意外と見つかるものですよ。
プロパンガス屋に依頼して設置を承諾
一休の場合はまず不動産業者に対し、リフォーム業者に施主支給でやってもらえるか確認。
それに対しては、すぐにお断りの返事がありました。
そこでガス料金単価が最も安かった、地域大手のプロパンガス屋に相談。
壊れた石油給湯器を施主支給で依頼してやってもらえるか見積りを依頼したのです。
その結果、入居者がついたらプロパンガス契約締結を前提に、施主支給でやってもらえることになったのです。
施主支給で約10万円減の見積り
石油給湯器を施主支給でプロパンガス屋に施工してもらうことにより、約10万円の経費削減です。
不動産屋案では227,194円の見積りに対して、施主支給では122,800円となりました。
実に104,394円の削減効果がありました。
特に金額的に大きかったのが石油給湯器本体。
不動産屋案では、本体とパーツだけで177,144円。
同じものがAmazonでは、89,800円でした。(給湯器発注時点)
その差は87,344円。
全く同じものを別の場所で買うだけでこれほどの差がつきました。
施主支給の効果恐るべし。
Amazonで給湯器をガス屋に直送
一休のボロ戸建ては、秋田市から車で90分の距離にあります。
そこでプロパンガス屋の所長に交渉して、Amazonからガス屋に給湯器を直送してもらうことにしました。
これにより、一休は通販で注文するだけで運搬する手間を省けます。
工事当日、プロパンガス業者が一休のボロ戸建てまで石油給湯器を運んで来てくれるのです。
Amazonのお届け先にプロパンガス業者の会社を設定。
あとは工事当日に現地に行くだけです。
施主支給でボイラーの設置工事だけをやってくれるのは、プロパンガス契約を前提にしたから。
様々なボロ戸建て書籍で紹介されていますが、プロパンガス業者はボロ戸建て大家の強い味方。
プロパンガス契約の締結を前提にして、色々と工事の相談をしてみるとよいでしょう。
(石油給湯器のほか、ガスコンロとレンジフードの取り付け工事もガス屋に依頼しました)