取引業者とのやりとり

【地方ボロ戸建て融資活用】初ローンを組む際に信用保証協会を活用する時のながれ【秋田で実践】

ボロ戸建てを購入する際、ローンを活用する場合があります。

秋田市を拠点にボロ戸建て投資を行っている、わたくし一休

この度、秋田信用金庫にて融資の相談をして、信用保証協会を活用したローンを申し込むことに。

不動産賃貸業での初融資において、信用保証協会を活用する場合、どのような流れになるか解説します。

信用保証協会は公的な保証人

信用保証協会とは、公的な保証人のこと。

信用保証協会法に基づいて、各都道県と一部の政令指定都市に設置されている公的機関。

秋田県の場合、公益財団法人 秋田県信用保証協会になります。

中小企業等が金融機関から融資を受ける際に、信用保証協会が保証人になることにより、

資金調達が円滑に進むようにサポートしてくれる機関なのです。

金融機関との初取引で使用

秋田信用金庫(あきしん)の融資担当者の方によれば、

初めて金融機関と取引する際は、プロバー融資(事業ごとにアレンジされた融資)ではなく、

秋田県信用保証協会を保証人とする融資にするのが一般的。

あきしんも北都銀行も、ボロ戸建てへの最初の融資は保証協会を活用したものになるとのこと。(あきしん担当者談)

(不動産業者によれば、秋田市内で不動産投資に融資実績があるのはあきしんと北都銀行

公的機関が保証人になった取引で、問題なくボロ戸建て賃貸業を回せることを示してから、

あきしんや北都銀行など、各金融期間との個別のお取り引きが始まっていくようです。

信金の担当者が計画を作成

この度、一休がボロ戸建てへのご融資をお願いした、秋田信用金庫のご担当者。

非常に親切かつスピーディーにご対応いただきました。

信用保証協会を活用した融資の場合、ローンの計画書を作成して、保証協会の仮審査を受けます。

一休が融資に必要となる書類一式を出した、翌々日にはローンの計画書を作成して保証協会へ提出してくれました。

そのおかげで、カレンダー通りの営業をする保証協会の、4営業日めの終わりには、

保証協会からあきしんへ連絡があり、とりあえず融資への感触は悪くない、との反応が得られました。

秋田県信用保証協会の場合、秋田市を秋田西営業室と秋田東営業室に分けて担当。

計画提出した後、まず金融機関の担当者に、不足している書類の提出依頼や、事業計画についての質問が来るそう。

そして、それらに対応した後に、保証の内諾が得られることになります。

信用保証協会の内諾が出てから本申込み

保証の内諾が得られて初めて、融資の本申込みを行うことになります。

融資の本申込みの際には、不動産売買契約書と開業届(税務署へ提出)が必要になる、とのこと。

ということは、融資を活用してボロ戸建てを購入する場合、

融資を活用しないとボロ戸建てを購入できない場合は、

保証の内諾が得られてから不動産売買契約を締結することになります。

逆に、融資を活用しなくても、手元の現金で物件を必ず購入する、

という場合には信用保証協会の内諾前に不動産売買契約を締結することもありえます。

※ボロ戸建てといえども不動産は高額な買い物なので、融資の不明点があれば金融機関の担当者に逐一ご確認するのがおすすめ。

過去記事にて、税務署への開業届と青色申告承認申請のタイミングは、賃貸募集開始時とご紹介しました。

しかし、融資を受けて1棟めを購入する際は、ボロ戸建ての決済前に税務署に開業届を提出する必要が出てきます。

上記の過去記事でもご紹介したとおり、

個人所得税の場合、不動産賃貸業の開業届について、この時期が開業日となる、という明確な基準はありません。

そのため、ボロ戸建てローンのために必要書類となるのであれば、

ボロ戸建て購入前に開業届を税務署に提出することになります。

融資金利は保証協会も探してくれる

融資を活用してボロ戸建てを購入する場合、気になるのがローンの金利。

今回、あきしんで融資相談した際、

金利がいくらになるのか、必要書類をあきしんに提出した段階ではわかりませんでした。

信金の担当者によれば、一休が不動産賃貸業を創業するにあたり、

有利に融資を受けられる制度を活用できるかもしれないので、

金利は空欄にして事業計画を提出する、とのこと。

中小企業の融資を円滑にサポートする、公的機関の信用保証協会。

秋田県や市町村が行っている各種の、創業支援などの制度に乗っかることができれば、

有利に融資を受けられるかもしれません。

今回ご紹介した、信用保証協会は法律に基づき各都道県に設置されています。

1棟めのボロ戸建てを融資で購入する場合、お世話になる可能性があるので覚えておきましょう。

【追記】
信金で申し込んだローンについて、保証協会の内諾が得られたので記事にしました。