前回記事にて、
購入したボロ物件がある集落の町内会長宅を訪問したことを話しました。
1時間ほど話をする中で、ボロ戸建て所在地の、
田舎独特の地域性が見えてきたのでご報告します。
元金融マンだった町内会長
お話した町内会長、どうやら金融機関にお勤めだったとのこと。
主に秋田県内を営業範囲にした金融機関に、40年ほど努めあげた方。
「一休もローンで物件を買ったので、金融機関にはお世話になってるんです。」
などと世間話しつつ、
ご近所関係など地域性についても話を掘り下げていきます。
田舎独特の濃密なご近所関係
秋田市から車で約90分の田舎にあるボロ戸建て。
およそ20世帯が集まる集落に所在し、
冬季間は多くの降雪に見舞われる豪雪地帯でもあります。
地域が高齢化しており、除雪も協力して行っている、とのこと。
70代と思しき町内会長と、同じように高齢で健在な方が数名おり、
除雪機(ローラーで雪を刻みながら除雪する機械)を使って、
協力して雪寄せしているようです。
除雪できない単身高齢者のために、
お互いが協力しあっている様子がうかがえます。
よそ者の一休を警戒している様子
一休がお話しした町内会長、
かなり腹を割って率直に、
一休にいろいろとお話してくださりました。
「正直、この地域は人が出ていくことはあるけど、
入ってくることはない。空き家を購入する人がいるとは前代未聞だ。
どんな人物が入ってくるか、みんな戦々恐々としている(原文ママ)」
という表現で、率直に心情を吐露してくださったのです。
どうやら、一休がボロ戸建てを購入したことにより、
地域に暮らす高齢者たちの安穏とした日常生活に、
波紋を呼び起こしてしまっている様子。
一休の素性を包み隠さず公開
ボロ戸建て投資をして儲けたいのは率直な感想ですが、
近隣住民を心配させるのは一休の本意ではありません。
そこで町内会長には、不動産賃貸業用の名刺を差し出し、
一休の素性をお話していきます。
秋田県出身で秋田市で勤め人をしていること、
不動産賃貸業として初めての物件であること、などなど。
話を聞くと、一休が行っていた大学と、
町内会長の子供が行っていた大学が同じ都市だった、
などの共通点が判明。
一休がどんな人物かお伝えすることで、
町内会長の不安を解消すべく努めます。
入居者が決まったら、どんな人物かすぐに会長に伝えますよ、
と申し上げると、
「そうしてもらえると、とても助かります」
とおっしゃっておりました。
LINEを交換して状況報告を約束
物件所在地の地域事情や、暮らしぶりなど、
町内会長の話は興味深く、気がつけば1時間ほど経過していました。
その後は、ボロ戸建ての外壁工事のため、
大工との打合せが入っていました。
そこで、連絡先交換することに。
どれにしたものか考えていると、
町内会長はLINEをやっている様子。
しかし、いつもは息子にLINEを操作してもらっているとのこと。
「もしよければ、私がともだち追加しますよ」
と申し出て、町内会長のスマホを借りました。
一休の名刺のQRコードを読み取り、
町内会長のスマホに一休をともだち追加。
すかさず、会長のQRコードを読み取り、一休スマホにもともだち追加。
その場で、
「一休と申します。」
と一言メッセージを送ります。
改めて、ボロ戸建てに入居者がつくなど動きがあれば、
すぐにお伝えすることを約束し、
町内会長宅を後にしたのでした。