ボロ戸建て投資基礎知識

豪雪地帯にあるボロ屋のトタン屋根は雪で塗料が剥げやすいため数年おきに塗装が必要

ボロ戸建てを購入する際、

チェックしておきたいのが屋根の状態。

築古の物件にありがちなのが、トタン屋根です。

トタンは定期的に塗装が必要となり、利回りを圧迫するようになりがち。

わたくし一休が活動する秋田県のような豪雪地帯においては、

塗装は雪の重みによる摩擦でも剥げていきます。

数年おきに必要になる、雪国ボロ物件の屋根塗装について解説していきます。

サビ防止のため定期的に屋根塗装

戸建てのトタン屋根は、定期的に塗装が必要。

それは、屋根が錆びつくのを防ぐのが目的です。

なお、トタン屋根にもいくつか種類があり、昔ながらのトタンと、

サビにくいガルバリウム鋼板(GL板と、ある大工は呼んでいました)というトタンが存在します。

屋根の葺き替えした家の場合は、ガルバリウム鋼板になっていればラッキーです。

昔ながらのトタン屋根は、登記簿上は、亜鉛メッキ鋼板葺となっています。

登記屋根は亜鉛メッキ鋼板葺き登記:屋根は亜鉛メッキ鋼板葺き

サビが進むと穴が開いて雨漏り

サビが進むと穴が開いて雨漏りの原因となります。

トタン屋根の塗装をせずに放置しておくと、

徐々にサビが浮いてきます。

この段階で、適切に塗装対応しておかないと、

サビが進行し、トタン屋根に穴があいて、

雨漏りが始まってしまうのです。

トタン屋根は数年おきに塗装

雪国秋田においては、トタン屋根の塗装は数年おきにするのが一般的。

一休の実家では、およそ3年に1回の頻度で屋根塗装を実施しています。

取引があり、一休のボロ家の外壁工事を依頼した大工によれば、

正式な塗装は3度塗り。

まずは錆びた塗料をメタルブラシなどで擦り落とし、

ペイント薄め液で古い塗料を落としていく。

そして、錆止め入の下塗り液を塗装します。

そして、その上から塗料を正式塗りを1回、もしくは2回。

基本的に塗装する膜が厚くなれば、防水効果は向上します。

下地処理において、どれだけサビを取れるかが重要になってきます。

サビが進行した状態になると、

錆落としの工程でトタンに穴が開いてしまう場合もあるのです。

雪国は雪の摩擦で塗料が剥げる

雪国は屋根に積もった雪が落雪する際、

トタン屋根に塗った塗料が落ちやすくなります。

雪が滑り落ちる際、摩擦力を伴って下に落下するからです。

雪国の屋根は、積雪のない地域に比べて、

屋根の塗料にかかる負担が大きくなるということですね。

業者依頼すると高額になりがち

屋根塗装の工事は、業者に依頼すると高額になりがち。

一休の実家では、2階建ての母屋、2階建ての小屋、

合わせて2棟を数年前に塗装した際、

塗装業者からおよそ70万円請求されたそうです。

実家屋根実家屋根

屋根の塗装は、雪国でボロ戸建て賃貸投資をやる上で、

避けては通れない課題。

参考までにと、ミツモアというサイトに見積もり無料見積もり依頼をかけてみましたが、

一休が依頼した際は見積もりしたいという業者はいませんでした

(見積もりしたいという業者がいれば、返事があるシステム)

自分で塗装するのも検討しますが、

安全対策を万全にして行い、

命綱を設置する方法をどうするか、

などについて慎重かつ綿密な検討が必要になります。

(一休は、屋根上に雪下ろし用アンカー設置の見積もり依頼することにしました)