秋田ボロ戸建てDIY法

【ボロ家でシロアリ出現】DIY終了し帰宅直前に玄関脇の柱で群飛中の大量のシロアリを発見

シロアリ数匹

秋田県の中でもさらに田舎の地方に、

築37年のボロ家を購入した、わたくし一休

DIY作業を終了し帰宅しようとしたある時、

玄関脇の柱に大量のシロアリが湧いているのを発見しました(泣)

事前にシロアリ本を読んで知識を仕入れていたので、

我ながら冷静に対処できました。

DIY終了し帰宅直前にシロアリ発見

床フローリングに水性ニスを2度塗りした後、

しゃがみっぱなしだった腰をさすりながら、

帰宅しようとしていたある日。

戸締まりを確認し、あとは車に乗るだけだなと思いつつ、

ふと足元に目を向けると大量のシロアリがいました!

シロアリの現物を見たことはありませんでしたが、

シロアリ本を読んで知識を得ていたので、

一発で「シロアリだ!!」と気づくことができました。

書籍がもたらしてくれる知識は偉大ですね。

ヤマトシロアリだと推定できたから冷静に行動した

一休が冷静に行動できたのは、

書籍により、ボロ戸建てに湧いていたのが、

ヤマトシロアリだと推定できたからでした。

前述したイエシロアリの地域(※)を除くほとんどすべての地域は、
土壌性のシロアリとしてはヤマトシロアリのみの地域である。
ただし、北海道東北部や本州でもある程度以上の高地には生息していない。
引用:「床下」が危ない!、神谷忠弘、エクスナレッジ、2003年

※東は千葉県白浜付近、南は小笠原諸島、北は山口県萩市、西は沖縄の先島諸島。(一休注)

全国に広く分布するヤマトシロアリは、

分散して家を食害するのが特徴。

家の中に大規模に営巣することは少なく、

新天地を求めて、どこかへ飛び立つことも多いのです。

それに対し、山口県萩市や千葉県の白浜を北限として生息するとされる、

イエシロアリはヤバイやつ。

大規模に営巣し、徹底的に家屋などを食害します。

最悪の場合、家屋の倒壊させることもあるため、

生息地域のボロ戸建てをやっている方は要注意。

書籍の知識で、

秋田県にはイエシロアリは存在しない(ハズ)だと確信していた一休。

まあ、柱を食われていたとしても何とかなるべ、

とじっくり観察することにしました。

それにしても、大量に群れるシロアリは気持ち悪い。

田舎育ちのくせに虫嫌いの一休は鳥肌が立ちつつ、

じっと観察&資料作成用にカメラを回します(笑)

シロアリが巣から飛び立つ群飛(ぐんぴ)

一休が目撃したのは、シロアリの群飛と言われる習性。

手狭になった巣を離れ、

新天地を求めてシロアリが翅(はね)を広げて飛び立つのです。

余談ですが、

新天地を求めて飛び立つシロアリの大半は、

新たに営巣することは叶わずに命を終えるそうです。

なんとも儚い話ですが、

1ミリの同情もわかないのは、

自分のボロ戸建てを食害されていたからに他なりません。

シロアリ本で読んだ通りの気候条件

一休がシロアリの群飛を目撃したのは、

7月初旬の雨上がりの暑い夕方。

この条件は、シロアリ本で書かれていたとおりの条件でした。

羽アリの群飛はアジサイの咲くころ、

すなわち中部地方では6月から7月の蒸し暑い夕刻に起きる。

もちろん、これも集団の状態によって特異なものもあり、

真夜中や朝方に群飛することは時折見られるし、

場合によっては10月に飛び出したのを筆者は見たこともある。
引用:前掲書

ちなみに、一休のボロ戸建てにはアジサイが咲き誇っておりました。

シロアリ駆除のプロによるシロアリ本の精度、おそるべし。

15分後に再確認するともぬけの殻

初めて目にするシロアリの群飛に、

しばし食い入るように目をこらす一休。

ふと我に返り、シロアリについてあれこれと調べます。

「群飛で飛び立っているけど、

念の為シロアリスプレーでも噴射したらいいべか?」

独り、あれこれとスマホで調べたり、

ホームセンターへ電話したりしました。

そうこうして、15分後に現場に戻ると、

食害された柱はもぬけの殻。

元々シロアリはゴキブリの仲間らしく、

光に大変弱い習性を持っているようです。

彼らとしては、暗くて湿った快適な巣を離れ、

命をリスクに晒して群飛するのです。

たった15分で群飛が完了していた事実を踏まえると、

一休が現場を目撃できたのは超ラッキー。

(もちろん、ボロ物件が食害されていたのは悲しい限りですが。)

柱をカナヅチで叩いて現場検証

群飛が完了し、もぬけの殻となった柱を現場検証してみました。

車庫にあったカナヅチを持ってきて、

ゴンゴンと叩いてみます。

すると、気の隙間から次々と飛び出す木くずと木片。

これは、シロアリ本を読んで、

ヤマトシロアリは大規模営巣せず、

一箇所にそれほどとどまらないことが多い、

という知識を得ていなければ、

相当精神的にダメージを受けたに違いありません。

こりゃ、この柱はダメだな、と思いつつ、

ノコギリで切断して、木片を差し替えてみるか、

などと対応策を考えます。

さしあたりその日は、

最寄りのホームセンターでシロアリスプレーを購入して、

帰宅したのでした。