車社会の地方でボロ戸建て物件を探す際、重要なのは駐車場を確保できるかどうか。
わたくし一休、秋田県秋田市を拠点としてボロ戸建て投資を実践中。
大人1人につき1台は所有と言われるほどの車社会、秋田県。
(令和元年の運輸支局の登録自動車台数は約81万台、同年人口は約97万人)
秋田市を例にとり、ボロ戸建て賃貸投資をする際、駐車場付き物件を探すことの重要性を解説していきます。
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Contents
車社会でボロ戸建てなら駐車場は必須
車社会地域にあるボロ戸建てでは、駐車場は必須の設備であると言えます。
物件を探す際は、駐車場の有無を必ずチェックするようにしましょう。
一休が活動する秋田市の場合、土崎や飯島などの比較的古い街では、木造住宅が密集して建てられていることがあります。
となりの家屋との距離が近く、駐車場がない物件も散見される状況。
自動車の所有率が高い秋田で、駐車場が無い物件は入居付けが難しいと言えるでしょう。
逆に言えば、駐車場がありボロ戸建てへの道路付けがしっかりしていれば、家賃を調整しさえすれば入居がつく可能性は高まります。
ボロ戸建ての仕入れのためにヒヤリングしたある不動産業者でも、
「道路付けと駐車場がしっかりしていることが大切」
と言っておりました。
県都秋田市も車社会
秋田市外の交通インフラと比べるとまだマシですが、秋田市も基本的には車社会。
秋田駅近隣に立っているマンションなど、ごく限られた地域であれば、自動車なしで生活することも可能でしょう。
しかし、子供がいれば部活動の送迎や、買い出しなど、何かと自動車がなければ不便なことも多い。
秋田市で戸建て物件を探す場合、中通や広面などの駅近の地域から離れることが多いでしょう。
そんな時、物件を買って賃貸に出す際、入居者が駐車場を利用する可能性はとても高くなります。
できれば駐車場2台分は確保したい
街中の狭いアパートにはない広さが売りになることも多いボロ戸建て賃貸。
物件の広さにもよりますが、できれば駐車場は2台分は確保したいところ。
車社会の秋田県では、県庁所在地の秋田市でも大人1人に車1台が一般的。
2人以上のファミリー向けの需要も狙いたい、ボロ戸建て賃貸投資。
可能であれば想定入居家族における、大人の人数分の駐車場を確保したいところ。
秋田が車社会である理由
ここで秋田県が車社会となっている背景を確認しましょう。
面積が広く人口密度が低い
秋田県は面積が広く(全国6位)、人口密度が低い(全国46位)地域です。
全国トップをひた走る高齢化率の高さにより、高齢者で免許返納する例も近年はよく耳にします。
しかし、広い県内を移動する手段としては、自動車なしだと非常に不便な地域なのです。
公共交通網が行き届いていない
地下鉄やバス、鉄道などの交通インフラが整った東京や大阪とは異なり、秋田県は交通インフラが不十分な場所が多い。
県内の公共交通網は、主に路線バスと鉄道。
鉄道は維持コストが高いため、廃線の議論がされている路線があり、バスにしても十分な本数が走っておらず不便です。
都会のように、5分待っていれば次の電車が来るのとは程遠い交通インフラ環境。
これも秋田が車社会である理由なのです。
(関連記事:2022年3月から秋田市の路線バスでSuicaが使えるようになりました)
駐車場付きでなければ月極を借りる
もしボロ戸建て物件に駐車場がない場合、近隣の月極駐車場を探しておくとよいでしょう。
あなたのボロ戸建てに入居が決まりそうな時に、契約できそうな駐車場が常時キープできるのが理想的でしょう。
ただし、秋田市でも駐車場が不足している地域があるので注意が必要。
秋田市役所や県庁がある山王、八橋付近や、市立病院がある中心地区の川尻地区などは、駐車場が不足しがちです。
まったく駐車場がないボロ戸建て物件の場合、リフォームが完成して賃貸に出す段階で駐車場を借り上げることも検討が必要でしょう。
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