賃貸投資のため、地方にあるボロ戸建てを購入する際に要チェックなのが駐車場。
ボロ物件に駐車場がついているかどうかで、客付けのしやすさが大きく変わります。
部屋数が多くファミリー向けとして考えているボロ戸建てなら、大人の人数分必要となることもある駐車場。
ボロ戸建て賃貸投資における駐車場の重要性を確認しましょう。
地方のボロ戸建てには駐車場が必須
地下鉄や私鉄が充実している都市部と違い、地方は車社会。
大人1人につき、車1台所有が当たり前、車がないと日常生活に支障をきたすという場合も多々あります。
ボロ戸建てを安く仕入れてリフォーム、賃貸に出すというボロ戸建て投資するためには、駐車場の有無を要チェック。
わたくし一休が住む秋田県も、超車社会で大人1人につき1台というレベル。
鉄道やバスの運行が、1時間に1本しかないという地域はザラにあり、
そもそも公共交通機関が走っていないという地域もあるのです。
地方にあるボロ戸建てなら、駐車場は基本的に必須のものと考えた方がよいでしょう。
関東圏のボロ戸建てでも駐車場が有利
関東でボロ戸建て賃貸投資を実行し、サラリーマンを2年半で卒業したふかぽん氏も、
著書「ヤンチャ大家が教える「最強ボロ戸建て」投資術」で、
駐車場があることを物件選びのポイントに挙げています。
ぼくの経験上、上下水道が完備されている物件は、キッチンやトイレを始め、水まわりが比較的きれいに保たれており、修繕に手がかからないものがほとんどです。それに、駐車場が付いているなら、客付けには苦労しません。
引用:ふかぽん(a.k.a.ボロ戸建てKING). ヤンチャ大家が教える「最強ボロ戸建て」投資術
一休が活動している、秋田県は極端な車社会ですが、
そこまで行かずとも、関東圏でも自動車が日常生活に欠かせない地域はたくさんあるのです。
そもそも、ボロ戸建ては建物に価値がなく、土地値以下で売りに出されているからこそ安く買えるケースも多々あります。
駅に近く駐車場が不要というケースは、格安なボロ戸建てではレアケースと考えた方がよいでしょう。
アパートでもボロ戸建てでも駐車場は大切
駐車場の大切さを説いている不動産投資家をもう1人ご紹介。
関東圏にアパート等を所有し、現在はアメリカ在住で現地で不動産ビジネスをしている石原博光氏。
石原氏が栃木県小山市に所有するアパートで、不足していた駐車場を増設したところ、空室が改善したとのこと。
以下は、著書「[最新版]まずはアパート一棟、買いなさい! 資金300万円から家賃年収1000万円を生み出す極意」から引用です。
次に、その地方がいわゆる「車社会」の場合は、「全世帯分の駐車場を敷地内に確保できること」が僕の中で絶対に譲れない条件です。
(中略)
僕が栃木県小山市に購入した物件は、前オーナー時代はファミリー24世帯に対して16台分の駐車場しかなく、そのせいか15世帯しか埋まっていませんでした。僕が購入後、庭をつぶして駐車場を28台まで増やしたところ、たちまち空室が埋まっていきましたから、駐車場の需要というのは本当に大きいです。
引用:石原 博光. [最新版]まずはアパート一棟、買いなさい! 資金300万円から家賃年収1000万円を生み出す極意
地方の物件においては、ボロ戸建てとアパート、どちらにおいても駐車場が客付けに与える影響がわかりますね。
ファミリー向けなら駐車場は2台用意したい
地方にあるボロ戸建て、ファミリー賃貸向けなら駐車場は2台は用意したいところ。
通勤や買い物、子供の送迎。
地方在住のファミリーはとにかく、何をするにも車が必要。
祖父母と同居する場合であれば、通院のために3台ないし4台の自動車を保有する家族もあります。
1棟のボロ戸建てで、5台も10台も駐車場をつける必要はありませんが、
できれば2台は駐車場を用意したいですね。
ボロ戸建てに駐車場が1台分しかない場合は、近隣に駐車場が借りられそうな場所を見つけておくのもおすすめです。
地方で駐車場なしボロ物件購入は慎重に
地方で駐車場がないボロ戸建ての場合、客付けで苦労する可能性があります。
県庁所在地の駅近くなど、公共交通機関が発達していれば別ですが、
郊外では車がなれば生活ができない場合も多々あります。
駐車場が1台分もないボロ戸建ての場合、購入を見送るのが無難と言えるでしょう。
どうしても購入したい場合は、近所に駐車場として使える土地を探し、
借り上げて家賃に含めて賃貸に出すなどの工夫が必要です。
駐車場がないボロ戸建てを購入する場合は、慎重に検討しましょう。