わたくし一休が購入した築37年のボロ戸建て。
1階東側の窓ガラスが割れて雨水が侵入。
窓周辺の木部が雨水と太陽光の紫外線でボロボロに劣化。
劣化した木部にヤスリがけして水性ニス塗装したところ、見違えるような輝きを放ちましたのでビフォーアフターをご紹介。
窓ガラスが割れて雨が侵入
ボロ物件の1階東側の窓ガラス。
引違いの窓ガラスは両方とも割れて、ガラスがほとんど残っていません。
幸い外側からポリカーボネートの透明トタンにて目張りされているので、雨水の侵入は最低限に抑えられていました。
とはいえ隣地に雨風を防ぐものはなく、東側から降り注ぐ太陽光の紫外線によって容赦なくガラスなし部分は劣化していきます。
雨風と紫外線で木部がボロボロ
10年近く空き家だった一休のボロ戸建て。
雨風と紫外線で触るとピリピリと裂けるチーズのように木の繊維が剥離する状態。
また、指でこすると動きに合わせてボロボロと木部が剥離します。
このままの状態で賃貸するのは難しいため、ニスで塗装することに決定しました。
ニス塗装で用意したもの
今回のニス塗装のために用意したものは以下のとおり。
以前、床フローリングを塗装した際にも使用したものと同じです。
目の粗いヤスリで下地処理
まずは目の粗いヤスリで木部をゴリゴリと削っていきます。
【動画全57秒:1〜38秒でヤスリがけ、39秒〜削った後の表面の様子】
紙やすりは目の粗いものから細かいものまで様々な種類があります。
細かいものは、小さいなものや繊細なものを削り表面を滑らかにしたい時に便利。
今回の木部に塗装するため使用する場合、表面をそこまで滑らかにする必要がないため最も目の粗いヤスリを使用。
目が粗いヤスリを使用することにより、ゴリゴリと効率的に木の表面を削ることが可能になります。
水性カラーニスで塗装
ヤスリで削った木部に水性カラーニスを塗装。
塗装作業をする前にクロスなど着色料がついては困る部分を養生テープでカバー。
養生テープはマスキングテープでも代用可能、どちらでもオッケーです。
まずは、着色料が入ったカラーニスと塗装していきます。
【動画全60秒:1〜10秒削った部分をぞうきんで水拭き、11秒〜21秒カラーニスを容器に注ぐ、22秒〜小さめの刷毛で木部塗装】
クロスが張られた壁際は、小さめの刷毛を使っていくと塗装しやすいのでおすすめ。
水性カラーニスを塗装したあとは、乾燥するまで待ち時間。
乾燥した天気なら2、3時間程度。湿気が多い日ならさらに数時間かかります。
高光沢水性ニスで仕上げ塗装
水性カラーニスが乾燥した後は、フローリング用の高光沢水性ニスで仕上げ塗装。
フローリング用ニスは、床塗装の余り分を使用しました。
一休が使用した和信ペイントというメーカー品には中光沢と高光沢がありますが、おすすめは高光沢。
いかにも塗りましたという感じが伝わり、しっかりとリフォームしたと入居者にアピールできるからです。
過去に中光沢のニスを塗装してイマイチ塗ったか分からなかった失敗を経ての経験談。
木部塗装はぜひ高光沢ニスをご検討ください。
仕上げ塗装の際にはコテバケが便利。
普通の刷毛に比べて広範囲を効率的に塗装していくことが可能になります。
コテバケを使って一気に木部を仕上げ塗装。
DIYセルフ塗装により、ビフォーアフターで見違えるような輝きを放つようになりました。
塗装まえ:雨水と日焼けで木部が色あせています。
塗装あと:紙ヤスリで下地処理し、水性カラーニスと高光沢フローリングニスで仕上げ。見違える輝きになりました。