1棟めのボロ戸建てを秋田市外に購入した、わたくし一休。
当初は秋田市内を中心にボロ物件を探していました。
その中で、どんなに古い家であろうと、秋田市ではボロ戸建て投資初心者が100万円以下で物件を買うのは難しい現実が見えてきたので報告します。
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秋田市は県内唯一公示価格上昇
国土交通省が毎年公表している土地の値段、公示価格。
売り急ぎがない場合など、正常な土地値を算出するもの。
標準値という決められた土地の1平米あたりの単価を開示しているのが公示価格です。
秋田市は、秋田県内で唯一住宅地の公示価格が上昇している自治体。
(リンク先5ページ目の付票第2表を参照)
93万人の秋田県人口のうち、実に30万人を超える県内最大の市なのです。
(2022年6月1日現在)
秋田市中心部では宅地が不足
秋田市の中心部では住宅の新築が進んでいます。
秋田駅周辺では新築マンションの建設が相次いで進行中。
泉や桜など、秋田市内の人気の小学校区では新築住宅が立ち並びます。
秋田魁新報の記事によれば、ハウスメーカーが宅地を探して市内を奔走しているそうです。
これらの状況が物語るように、秋田市内においては現在宅地需要が供給を上回っていると考えられます。
古屋付き土地でも150万円以上
物件情報サイトを検索する際、「古屋付き土地」という項目があります。
土地の上に建物が建っているけど、それは建物としての価値がないから使えなくても責任は負いません、という売り方です。
秋田市の場合、利用価値がないゴミのようなボロ戸建てが建っている土地でも、150万円からスタートという印象。
土地値が高いと、建っていると物件がどんなにボロくても解体すれば土地自体に価値があるため、売主も強気に価格設定するのです。
秋田市中心部では売出し100万円以下の戸建てはない
実際、アットホームや不動産ジャパンなどの物件情報サイトをチェックしてみると、100万円以下の情報がありません。
秋田市外に目を移すと、ボロボロの廃墟のような汲み取りトイレのボロ戸建てなら、100万円以下で売り情報が確認できます。
しかし秋田市内だと、どんなに安くても150万円程度がスタートとなっている印象があります。
郊外の地域なら指値で買える可能性あり
秋田市の中でも、平成の大合併で秋田市になった河辺や雄和などの地域では、指値で安く購入できる可能性はあります。
これらの地域では、ご多分に漏れず少子高齢化と過疎化が進行しており、土地値も秋田市中心部ほど高くないからです。
とはいえ、30分から40分ほどで秋田市中心部にアクセスできるため、物件のリフォームに工夫するなどすれば、賃貸できる可能性はあります。
初心者が秋田市でボロ戸建て投資を始めたい場合、中心部の物件を100万円以下で買うのは難しい。
郊外で安く指値で買える可能性がある物件を検討してみるのがよいでしょう。