前回記事にて、水洗トイレのロータンクボールタップをDIYで交換できるかチェック。
セルフリフォームできそうだったため、ボールタップを購入して実行しました。
初心者で勝手が分からず悪戦苦闘。
特に旧品についていなかったフィルターという部品をどうするかで時間が食われました。
兎にも角にも独力で2時間ほどで取付できたので報告。
トイレの元栓を閉める
水洗トイレのロータンクボールタップを交換するには、まずトイレの元栓を閉めます。
この元栓が開いたままだと、レンチでナット緩めた際にパイプの継ぎ目から漏水します。
(元栓が開いていると、次々と水が供給されます。
水が流れていない状態でも、水道管の中では常に水圧がかかっている状態。
この状態でパイプの継ぎ目が緩むと、そこから水が溢れ出します)
レンチ2本でナットを緩める
事前に用意しておいたモンキーレンチ2本を使ってナットを緩めていきます。
ここで使用するモンキーレンチは、最大開口が20ミリ程度のもので十分でした。
モンキーレンチはトイレのほか、台所の流しやシャワー水栓などの水回りで多用する工具。
開口幅が大きめのもの(最大43ミリ)と20ミリ程度のものを用意しておくと、対応できる作業幅が広がるのでおすすめ。
ボールタップを交換する
モンキーレンチでナットを緩めたら、ボールタップを交換します。
古いボールタップを取り外し、新しいボールタップと並べて比較。
ボールタップは、ロータンク内部の水位を調整するための器具。
ロータンク内の水位が上がると、自動で弁が上がって水をストップさせる仕組み。
シンプルな構造の器具のため、ボールタップ本体には大きな違いは見受けられませんでした。
フィルター交換は取付不可で断念
付属品には一部違いが見受けられました。
ボールタップと給水管を接続する部分。
この部分に、新しいボールタップにはフィルターと呼ばれるパーツがついていました。
結論から言うと、交換前には取付されていなかったフィルターは、新しいボールタップにも不要。
購入したボールタップに付属しているため、必ず取付する必要があるのかと悪戦苦闘しました。
不必要に給水管の継ぎ目を取り外し、フィルターを取付できないか検討。
写真のとおり、給水管が曲がっている部分があり、その部分も金属製で硬いので、フィルターを通すのは不可能でした。
しかし先述のとおり、ボールタップ交換まえは取り付けられていなかったフィルター。
そもそも取付不要だろうと思いつき、フィルターなしで取付したところ問題なく取付られました(笑)
初心者が2時間ほどで取付完了
フィルターの取り付け可否の部分で大幅に時間をロスしたものの無事完了。
ロータンクのボールタップ交換初体験でも2時間ほどでDIY完了しました。
今回やってみて感じたことは、水道は意外とシンプルな構造と部品で構成されていること。
この後記事にしますが、台所流し水栓とシャワー水栓も自力で交換しました。
水道の給水管(それぞれの水栓器具に水を供給する管)の継ぎ目は、パッキンと呼ばれるパーツかシールテープで漏水を防いでいます。
そのため、自分が使おうとしている水栓器具が、パッキンとシールテープのいずれを使用しているかをチェックすることが必要になります。
今回のボールタップ交換では、給水管の継ぎ目はパッキンで防水されていました。
このようなパッキン防水している機材にシールテープを巻くと、逆に漏水の原因になることもあるようです。
シンプルながら奥が深い。
そんなトイレのロータンクボールタップ交換と、水栓器具の防水のお話でした。