取引業者とのやりとり

ボロ戸建てセルフリフォーム後に寄ったサウナで話した年配者との会話で見えた左官職人不足

とある日、ボロ戸建てでの作業を終え帰宅。

家への道すがら、サウナに寄りました。

そこで話しかけてきた人物は、家の壁塗りをする左官職人。

70歳手前でなお、週に6日働く激務ぶりだそうで、

話を聞いていると、田舎秋田における担い手不足の深刻さがうかがえたので記事にします。

ボロ物件でDIY後にサウナに寄った

掃除やDIYセルフリフォームのため、

休日の度にボロ物件へ通っている、わたくし一休

セルフリフォームそのものは楽しいのですが、

ボロ戸建てを離れたほぼ唯一の娯楽が、帰宅前に寄るサウナ。

(一休のボロ物件は秋田市から車で90分、

サウナは秋田市から車で30分の距離にあります。

60分かけて物件から秋田市に戻った場所に所在)

ボロ物件への道すがらにあるサウナにちょくちょく寄っていたところ、

ある日見知らぬ人から話しかけられたのでした。

話しかけられた老人は左官職人

話しかけてきた老人は、左官職人でした。

左官職人は、コテなどの道具を使って、

建物の外壁や内壁などを塗って仕上げる職人のこと。

コンクリートブロックを積み上げて塀を作ったり、その仕上げをしたりもします。

室内では、漆喰を使った和室の壁塗りなど、

昔ながらの日本家屋では無くてはならない技術を持つ職人です。

老左官職人が多忙の理由は担い手不足

話を聞くと、年配の左官職人は、

週6日勤務している、勤め人の左官職人。

話し好きな様子で、水を向けると色々と業界の話を聞かせてくれました。

左官職人は担い手不足が顕著。

若い人が左官職につかないそうです。

勤め先の社長に許可をもらい、

定期的に休みをもらって整骨院に行って、

身体をメンテナンスしなければ持たないとのお話でした。

70歳手前で週6日勤務の激務ぶり

70歳手前にして、週に6日働いているそうで、

話を聞いていると、どうやらそれでも仕事に追いついていない様子。

勤め先の社長には、定期的に(週に1日)は休みをとらないと、

結果的に会社に迷惑をかけることになると主張し、

週に1日は休んで整骨院に行っているそうです。

健康的に日焼けし、背筋もしゃんとした、

いかにも職人風の容貌をした老人。

ご自身の身体をメンテナンスをしながら、

生涯現役という風で忙しく働いている様子でした。

土地家屋調査士や大工も担い手不足

この老左官職人の話のみならず、

不動産屋などの業界関係者に話を聞いていると、

秋田県では全体的に担い手不足が顕在化しています。

左官職人同様、建築職の代表格とも呼べる大工も担い手不足。

大工の単価は高く、

秋田市から車で90分かかる、

一休のボロ物件の外壁工事では、

職人単価は、1人1日22,000円となっています。

田舎における、担い手不足や職人不足は待ったなしで進行中ですね。

ボロ戸建てをやる人は、

DIYセルフリフォームする技術を身につければ、

高額の日当を支払う支出を抑えられることになります。

(もちろん、素人の手に負えない工事に、

正当な対価を払うべき時もあります)

また、秋田市から車で90分ほどかかる、

にかほ市エリアでは、土地家屋調査士が不足している、

との情報もありました。

建物が立った際や、不動産売買の際などに、

土地面積を測量して表題登記をするプロフェッショナル。

土地家屋調査士も担い手不足で、遠方から仕事をしに行っている様子です。

土地家屋調査士で開業するなら、

田舎はブルーオーシャンが広がっているかもしれませんね。

田舎秋田で現在進行中の、担い手不足のお話でした。