ボロ戸建て投資基礎知識

【築古ボロ屋に保険】あまりにボロい戸建てはそのままでは火災保険に入れない場合がある

ボロ戸建て投資活動を初めて1ヶ月ほど経ったある日、

火災保険についても勉強しようと思いたちました。

ちょうどその時内見していた、築75年のボロ戸建てのマイソク(物件の概要が書かれた紙)

を片手に損害保険の代理店を訪問して相談。

すると、あまりにボロい戸建てだと、そのままでは火災保険に加入すらできないということが判明したのです。

損保ジャパン 『THE すまいの保険』

補償が充実した民間の火災保険

民間の火災保険のメリットは、

補償の範囲が充実している点。

火災はもちろん、風災、雹災(ひょうさい)、雪災、水災、建物外部からの物体の落下・飛来・衝突など。

オプションとして地震保険も付帯できます。

およそ思いつく限りの災害などによる、ボロ戸建ての損傷をカバーできる充実したサービス内容。

ボロ戸建て投資本を読んでいると、

民間の火災保険は保険料が高いから、全労済や都道府県民共済を活用しよう、

と紹介されている場合もあります。

しかし、わたくし一休が比較してみた限り、

民間の火災保険と共済系の補償では、圧倒的にカバーされる補償の範囲が異なります。

幅広い補償を求めるのであれば、火災保険を検討することになるでしょう。

築75年のボロ戸建て資料で加入の相談

今回、火災保険の加入相談として一休が持参した物件資料。

築75年の平屋のボロ戸建て。

築古ゆえに外壁は傷み、ところどころ剥がれ落ちている箇所もあります。

加えて、敷地内にこれまたボロい2階建ての小屋、1階建ての小さな牛小屋がありました。

収益物件を探していることを説明し、

このボロ物件で火災保険に加入する場合、

保険料がどうなるか見積もりを依頼したのです。

外壁が傷んだままだと火災保険入れない

すると、外壁が傷んだままだと火災保険に入れないとの返事。

火災保険では、風災や雪災も補償範囲。

風が吹いて、傷んだままの外壁が剥がれて飛んでいくのは、

保険会社から見るとリスクでしかありません。

傷んだままのボロ物件は、保険会社からするとリスクの塊。

ボロい状態では、保険に加入することすらままならないようです。

付属のボロ小屋も解体した方がよいと指摘

敷地内に立っている、2階建ての木造小屋と、平屋の牛小屋も解体した方がよいとの指摘。

それらの築古の小屋についても、

建具(引き戸)は開け締めしずらくなっており、壁の一部が剥がれ落ちている状態。

そのままにしていると、風が吹いた際に外壁が飛ばされて、

母屋本体を直撃するリスクが高いとの説明。

ボロい小屋は建っているだけでリスクがあるのだと知った瞬間でした。

工事が完了したら火災保険に入れる

保険屋の話では、ボロい家のままだと火災保険は入れないが、

工事が完了したら保険入れるとのこと。

元々リフォームするつもりではいたものの、

付属している小屋を解体して引き渡すということになれば、

数十万円の出費は覚悟しなければなりません。

小屋の解体工事費をまかなえるほど、ボロ戸建て本体からの家賃収入は見込めないため、

このボロ戸建て案件は撤退することにしました。

ボロ戸建て、ボロいままでは火災保険に入れないこともあります。

一応、知識として覚えておきましょう。

損保ジャパン 『THE すまいの保険』